歩行者の交通ルール

歩行者の通行場所の例外

歩行者は、道路に歩道や路側帯がある場合には、その歩道・路側帯を通行しなければなりません。
また、歩道も路側帯もない道路では、道路の右側端寄りの部分を通行しなければなりません。

しかし、次のような状況により、このような通行が困難な場合があります。

  • 道路工事中である。
  • 路上駐車車両等が歩行者の通行場所をふさいでいる。
  • 道路が損壊しているなど通行に危険がある。
  • 歩道・路側帯が途切れ途切れに設置されている。

このような場合には、例外的に、車道部分を通行したり、道路の右側端寄りではない部分を通行したりすることができます。

通行困難な区間が比較的短い場合

通行困難な部分が比較的短い場合は、後述の「歩道・路側帯が途切れ途切れの場合」と同じ理由により、一時的に車道を通行して差し支えないこととなります。

歩道・路側帯がある場合

歩道・路側帯の通行困難な区間が比較的短い場合、一時的に車道を通行して構いません(障害物に近寄った位置(目安:1m以内)を通行)。
なお、反対側に歩道・路側帯がある場合でも、区間が比較的短いことから、反対側の歩道・路側帯に横断する義務は生じません。


一時的に車道を通行できる。

歩道・路側帯がない場合

道路右側端寄り部分の通行困難な区間が比較的短い場合、一時的に、右側端寄りではない部分(道路の中央付近など)を通行しても構いません。
なおこの場合、障害物に近寄った位置(目安:1m以内)を通行すべきこととなります。


一時的に右側端寄り以外の部分を通行できる。

通行困難な区間が長い場合

両側に歩道・路側帯がある道路の場合

道路の両側に歩道・路側帯が設置されている道路を通行している場合には、反対側の歩道・路側帯を通行すべきこととなります。

片側にしか歩道・路側帯がない道路の場合

片側にしか歩道・路側帯がない道路で、歩道・路側帯を通行している場合、車道の右側端寄りの部分を安全に通れるかどうかで、次のとおり通行します。

車道右側端寄りを安全に通行できる場合

車道の右側端寄り(目安:車道の右側端から1m以内)の部分を安全に通行できる場合には、車道の右側端寄りの部分を通行します。

車道右側端寄りを安全に通行できない場合

車道の右側端寄り(目安:車道の右側端から1m以内)の部分を安全に通行できない場合には、車道の左側端寄り(目安:車道の左側端から1m以内)の部分を通行します。

歩道・路側帯のない道路の場合

歩道・路側帯のない道路で、道路の右側端寄りを通行している場合、道路の左側端寄りの部分(目安:道路の左側端から1m以内)の部分を通行します。

歩道・路側帯が途切れ途切れの場合

道路によっては、歩道や路側帯が、比較的短い区間で途切れ途切れに現れる場合があります。
このような道路では、歩道・路側帯通行義務や右側端寄り通行義務等に従う場合、頻繁に道路の横断を行う必要が生じてしまい、かえって危険な状況となってしまいます。
このような場合には、上記の義務に従うための道路横断を行うことなく、そのまま進み続けても構わないこととされております。
(参考:執務資料道路交通法解説)

なお、上記の要領で車道部分を通行する際には、車道の側端に近寄った部分(目安:車道の側端から1m以内の部分)を通行すべきこととなります。